2016年12月24日、「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台である沼津市内浦では、地元商工会の皆さんによって、アニメ6話で「夢で夜空を照らしたい」を歌ったときにスカイランタンで描かれた「Aqours]の文字を、砂浜に並べたキャンドルで再現しようというイベント「キャンドルナイトin三津浜」が開かれました。
今回私は、この「キャンドルナイトin三津浜」ともうひとつ、スマートフォンアプリ「舞台めぐり」で12月16日から1月15日まで開催されているイベント「ついていけるか!?果南の早朝ランニングラリー」のクリアを目指して、内浦を訪ねてみました。
- 果南ちゃんランニングルートとキャンドルナイト 1
- 果南ちゃんランニングルートとキャンドルナイト 2
- 果南ちゃんランニングルートとキャンドルナイト 3
- 果南ちゃんランニングルートとキャンドルナイト 4
- 果南ちゃんランニングルートとキャンドルナイト 5
現地の駐車場は混雑が予想されるため、内浦まではバスを使いました。
まずは今滞在している実家の最寄り駅、伊豆長岡へ。
駿豆線や伊豆箱根バスのラッピング車両が走ったり、アニメが放送されたりしたことで、今年になってからこの駅にはたくさんのポスターなどサンシャイン関連のものが見られるようになりました。
ここには地元のお土産なども売っているヤマザキのお店があるのですが、今回のぞいてみたところ、そこでもラブライブ!サンシャイン!!コラボのっぽパンのPOPがあったり(この時は残念ながら品切れでした)、ラブライブ!サンシャイン!!ラッピングバスのグッズを売っていました。
しばらくお店を見ているうちに発車時刻の13:15になりました。残念ながらサンシャインラッピングではありませんでしたが、シーパラダイス行きのバスに乗って出発です!
駅を出たバスは千歳橋で狩野川を渡り、伊豆長岡の温泉街を通り抜け、坂を上って三津坂トンネルへ。
トンネルを出ると眼下に内浦の海が見えてきます。
今回はまず淡島に行くので、バスが海沿いの県道に出て三津シーパラダイスのほうへ向かってしまう前、トンネルを出て1つ目の「内浦学校前」で降りました。(淡島方面へはひとつ先の「農業会前」で降りても大丈夫です)
この日の内浦はよく晴れていて、12月下旬の割にはあまり寒くありませんでした。
バス停の名前のとおり、道の向かい側に学校のグラウンドのようなものがありますが、校舎はありません。
ここは廃校となった内浦中学校の跡です。
1981年に、この内浦中学校と、ずっと西の海沿いにあった西浦中学校が合併してできたのが長井崎中学校ですが、「ラブライブ!サンシャイン!!」の世界ではそこは主人公たちの通う私立の女子高「浦の星女学院」なっているので、地元のメンバーが通った内浦の中学校は作品内ではまだここに存在しているのかもしれませんね。
現在、敷地の一部には「沼津市内浦地区センター」が建っていて、グラウンドは今でも利用できるようにきれいに整備されています(この時はゲートボールが行われていました)。また、25mのプールも残っていました。
少し坂を下りると内浦小学校が今もあります。バス停の名前が小学校でも中学校でもなかったのは、2つ学校があったからなんでしょうね。
先ほどのプールも今はこちらの小学校が使っているのかもしれません。(※後日調べたところ、プールのほか、先ほどの中学校跡のグラウンドも小学校で使っているそうです。よく見たらプールには小学校低学年用の浅いプールもありますね)
「ラブライブ!サンシャイン!!」のコミック版や、その原作になっているアニメBD1巻の付録の小説では、桜内梨子ちゃんが内浦についての思いを新たにする重要な場面の舞台として地元の小学校でのお祭りが出てきます。
でも、やはり小学校の聖地化で外部の人が近づくのを防ぐためでしょうか、小説ではその小学校は「県道から近い」「開けた場所」にあるということですが、ここはどちらかといえば谷になっている斜面だし、コミック版にはここでロケした風景は出てこないので、ラブライブ!サンシャイン!!の世界では地元の小学校はここではないのでしょう。
さて、まずはここから徒歩であわしまマリンパークのバス停を目指します。
いつもは県道を車で通り過ぎてしまうのですが、淡島方面へ向かって裏道を歩いていると、古い商店が残っていたり、海沿いらしく鮮魚店があったりと、独特の雰囲気がありました。
県道と合流してすぐあたりに、斜面を上に上っていく真新しい金属の階段が。津波が来た時に避難するために作られたもののようです。青空へ向かってずっと上まで続いています。
……登りましょう!
階段を登りきると淡島の南側の入り江が見下ろせました。
キービジュアルの風景である三津海水浴場や千歌ちゃんの家のモデルとなった安田屋旅館などのあるラブライブ!サンシャイン!!でおなじみの一角が、入り江の向こうの山のふもとにまるごと小さく見えます。
さらに上に階段が続いていたので登ってみました。
高いコンクリート壁の上に出ると淡島がすぐ近くに。そしてその先では再び内浦の入り江を見下ろせました。
避難場所というのでその先には広場でもあるのかと思っていましたが、このままミカン畑につながっているようなので県道に引き返しました。
バスを降りてから、写真を撮るために立ち止まったり山に登ったりと寄り道をして(デジカメのタイムスタンプによると)徒歩40分。
ようやく淡島を目の前に臨むバス停に到着しました。