「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台となった沼津港や三津には湾内を巡る遊覧船があり、乗ったことのある方もいらっしゃるかと思います。
かつては、沼津港から三津、大瀬崎、そして戸田、土肥、松崎など西伊豆の各地へ向かう定期船が出ていましたが、高速船「こばるとあろー」が人気だった伊豆箱根鉄道は2003年8月いっぱいで撤退、戸田運送船も2014年8月を最後に撤退してしまい、今は唯一残った千鳥観光汽船が、夏の海水浴シーズンに限って沼津港ー大瀬崎間の連絡船を運航しているのみです。
そんな風にすっかり寂しくなっていた西伊豆の航路ですが、この秋、たぶん「ラブライブ!サンシャイン!! 沼津・内浦&西浦お宿探訪パズルラリー」参加者の便を図ってくれたのだと思いますが、特別に沼津港→大瀬崎、さらに大瀬崎→三津の連絡船が運航されるというので乗ってきました。
(運航期間は2016年10月15日~11月13日でした)
2016年11月6日朝、沼津駅で下車。
今回は一般のお友達と一緒なので、まずは沼津見物を兼ねてヨハネ逃走ルートの資料写真を撮影。
沼津駅前からバスで沼津港へ向かい、そこでの撮影を済ませたあといよいよ連絡船乗り場へ。
以前沼津港遊覧で乗った「ちどり」より小さめの「第1伊豆丸」が今回乗る船です。
定刻9時45分、 まずは大瀬崎へ向けて出航です!
この日は以前沼津港遊覧船に乗った時と違い快晴で、雪の少ない富士山全体が見えます。
船は「びゅうお」をくぐり、島郷海水浴場、淡島の浮かぶ内浦の入り江、長井崎といった作品の舞台を左手に見ながら大瀬崎へと進みます。
この船のお客さんは10人弱といったところでしょうか。
私はこの航路には小学生のころに乗って以来です。
その時もこんな風に晴れていて、遠くを進む高速船「こばるとあろー」の起こした波がこちらに到達したとたん船首に大きな波しぶきが上がったのを覚えています。
この日は他に通る連絡船もなく、青い駿河湾の海の上を大瀬崎へとまっすぐに進みます。
西浦の海岸にある集落や海に面した山々を、こうやって離れた海上から眺めるのは地形がわかって面白く、大瀬崎が近づいてからは、浜に面した旅館街を正面の海の上から見た景色が新鮮でした。
大瀬崎は深い駿河湾に突き出た岬ということで、ダイビングの盛んな場所として有名です。
この日もダイビングの機材が浜を埋め尽くしていました。
今回パズルラリー対象の「シーサイドイン大瀬館」さん、「オーシャンビューフジミ」さんも、ダイバーの方々が主なお客さんなのでしょう。
今回その2軒のいずれかで昼食を取り、パズルのピースを集めようと思いますが、その前に大瀬崎の先端へと向かいました。