アニメ化によって社会現象になった「けいおん!」。2期が最終回を迎えたあとの2010年10月、アニメのロケ地豊郷、そして京都を訪ねてみました。
- けいおん!の舞台その1 夜行バスと近江鉄道で豊郷へ
- けいおん!の舞台その2 桜が丘女子高校のモデル 旧豊郷小学校
- けいおん!の舞台その3 旧豊郷小学校講堂・図書館
- けいおん!の舞台その4 京都・嵐山
- けいおん!の舞台その5 1日目終了
- けいおん!の舞台その6 放課後ティータイムの街へ
- けいおん!の舞台その7 唯ちゃんの通学路
- けいおん!の舞台その8 宝ヶ池公園
- けいおん!の舞台その9 放課後ティータイムの放課後の街
- けいおん!の舞台その10(終)南禅寺を経て京都市街へ
当時東京に住んでいた私は、深夜の西新宿、高層ビル1階にあるバス待合所へ。
実はこの少し前、同じく夜行バスで遠くへ行こうとして急な体調不良……乗車の点呼の時にキャンセルした経験があったのですが、今回の体調は良好。
3列の、SFに出てくるような覆いのある快適なシートで、まずは彦根へと向かいました。
朝6時30分過ぎ、彦根駅前に到着。駅の洗面所で顔を洗い、コンビニのおにぎりでの朝食とい貧乏旅行気分が楽しいです。
ここからは近江鉄道に乗車。地元伊豆箱根鉄道と同じ西武系ですが、この数年後に地元がアニメの舞台となり、ラッピング電車が走るなんて、当時は想像もできませんでした。
近江鉄道に乗って豊郷へ。ローカル色豊かな吊り広告の並ぶ古い車両です。
あいにくの曇り空の下、田んぼの広がるのどかな景色の中を進み、時おり古びた小さな駅に停まります。
社内放送のアクセントはやはり東日本とは違います。「豊郷」のアクセントが「琴吹」ではなく「あずにゃん」のそれだったのは衝撃でした。
駅を出て、今回の旅の最初の目的地、豊郷小学校旧校舎群へと歩きます。私の子供の頃の地元伊豆の国市のような古い町並みや路地の残っている場所ですね。
後に「ガールズ&パンツァー」の大洗や「ラブライブ!サンシャイン!!」の沼津、「ゆるキャン△」の甲斐常葉など、アニメの舞台としてこういう街にいくつも出会うことになります。
子供が多いのか、「飛び出し坊や」の看板がそこかしこにありました。形は違いますが同じ用途のものが、昔は私の地元でもたくさん見られたものです。
「けいおん!」の登場人物に因んだ「飛び出し坊や」が作られたという話が、この頃記事になっていました。この時にもいくつか見つけることができましたが、残念ながら全員は見つからず……。
つづき:けいおん!の舞台その2 桜が丘女子高校のモデル 旧豊郷小学校